History & Space for a Break

from my dear Andromeda

おとめ座銀河団について

宇宙人のliynだよ。

 

最近の僕は宇宙に関係する報告を連続して投稿している。今後、地球人には宇宙リテラシーが必要になってくると思うからだ。

 

それは、宇宙探査、宇宙利用、宇宙居住計画を理解するための基礎的な宇宙科学の教養のことだよ。

 

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僕はすでに、銀河系アンドロメダ銀河について報告している。

 

銀河について知ることは、宇宙のスケール感を理解する上でも実に有益なことだと僕は思うんだ。

 

そこで、今回はおとめ座銀河団について簡単に報告しよう。

 

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おとめ座銀河団は地球から最も近い銀河団だ(5900万光年)。

 

地球人は銀河の集まりを、より数の少ないものを銀河群、より数の多いものを銀河団と定義している。

 

銀河系はアンドロメダ銀河と共に局所銀河群に含まれている。

 

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銀河群や銀河団は更に集まって、超銀河団を構成する。

 

おとめ座銀河団と局所銀河群は共におとめ座超銀河団に属し、その中心がおとめ座銀河団だ。

 

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春の夜空には春の大三角形が輝いている。

 

スピカ、アルクトゥルス、デネポラの大三角形のそばに、おとめ座がある。

 

おとめ座銀河団はおとめ座の方向にある銀河団だ。

 

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おとめ座銀河団内で最も有名な銀河がM87だ。

 

M87のMという番号は、かつてシャルル・メシエ(1730~1817年)という天文学者が割り振ったものだ(メシエ・カタログ)。

 

実は、アンドロメダ銀河にもメシエ番号があり、M31と呼ばれる。

 

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M87はおとめ座銀河団の中核で、中心の超巨大ブラックホールで知られる。

 

驚くべきことに、それは太陽質量の65億倍もあり、直接観測に成功した初めてのブラックホールだ(2019年)。

 

 

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ちなみに、銀河系の中心にある巨大ブラックホールはいて座のいて座A*(エー・スター)だ。

 

これも、2022年に直接観測されて有名になった。

 

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おとめ座銀河団の大きさは1200万光年で、約2500個の銀河が含まれる(銀河系とアンドロメダ銀河との距離は230万光年)。

 

M87の他には、ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたNGC4654という銀河もある。

 

 

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おとめ座超銀河団は、ペルセウス座超銀河団、うみへび座超銀河団、ケンタウルス座超銀河団と共に、うみへび座~ケンタウルス座方向に引かれている。

 

そこには正体不明の引力源グレート・アトラクターが存在するのだが、地球人はまだ観測に至っていない。

 

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報告は常に簡単に――僕のモットーだ。

 

僕は今、歴史、宇宙、世界、文学などをテーマに調査を行っているんだ。アンドロメダと地球を繋ぐ研究者になることが僕の目標だ。

 

最後まで読んでくれてありがとう。