History & Space for a Break

from my dear Andromeda

インドの人口が世界第1位へ! 2023年半ば

インドの人口は世界No.1!

2023年、インドが人口世界第一位の国となりました。

 

正確に言うとね?

2023年中頃、推計値で中国を上回る......

 

その推計値は、14憶2860万人。

中国の人口を290万人上回る数字だとか。

 

中国の人口は減少

2022年、中国の人口は減少した。

これは、1961年以来初めてのことであった。

 

減少は一度きりのものではなく、

これから、中国の人口は減り続ける。

 

原因は一人っ子政策、と言われる。

この辺りは、中国の特殊事情。

 

しかし、女性の社会進出とか、若者の晩婚化とか、

他の国と変わらない事情もある。

 

一人っ子政策

一人っ子政策というのは、一種の産児制限。

もちろん、夫婦が一人しか子供を持てないというもの。

 

1979年に施行。

違反すれば、罰金が科せられたり、仕事を失ったりした。

 

2016年に廃止。

実際には、二人までは認めるという形だけれども。

 

2021年には、三人まで認めることになった。

 

段々緩和されてきてるけど、

そもそも、産児制限はおかしいという考え方も当然ある。

 

国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルは、

これを「性と生殖に関する権利」の侵害として批判している。

 

一方、インド

インドの人口は、中長期的に増加し続ける見込み。

 

2050年頃には、16億7000万人に到達するとも言われている。

 

人口の増加はインドの経済成長的にもGOOD!

これは、人口ボーナスという考え方。

 

単純に人口が多ければいい、という考え方とはちょっと違う。

 

生産年齢(15~64歳)をリタイアした人口より、

働ける人口が多い時に、経済は成長していくというLOGIC。

 

中国も、その恩恵を受けてきた。

 

人口ボーナスって魔法みたいだけど、現実的な側面もある。

 

インドでは、若者がみな職につけているわけではない。

働いて、お金もらって、買って......

 

人口ボーナスが働くにも、当たり前の前提があったりする。

 

Yeah, not bad. 

とはいえ、インド経済の見通しはよさそう。

 

アメリカの格付け会社S&Pグローバルの予測によれば、

2031年まで、インドは平均6.7%の経済成長を遂げていくとか。

 

インド経済をけん引するのは、内需。

 

2023年現在は、コロナの影響で政府(と民間)の投資が、

経済を支えている印象。

でも、長期的に見れば、内需がキーワードな印象。

 

印象ばっかりでごめんね。

今後、インドでは消費活動(家電など)の水準が上がり、

国民は物質的に豊かになっていく。

 

たぶん、大体そんな感じ。

 

Reference

インド人口、中国抜き世界最多に 今年半ばに14億2860万人=国連 - BBCニュース

中国の人口が減少、1961年以来初 死亡率が出生率を上回る - BBCニュース

インド経済、31年まで平均6.7%成長へ=S&P | ロイター