History and Space for a Break

from my dear Andromeda

地球の双子・金星について

宇宙人のliynだよ。

 

最近の地球人の宇宙進出は本当に目覚ましいね。

 

2026年には宇宙飛行士の月面着陸に挑む予定だし、30年代には火星への有人着陸にも挑戦するんだからね。

 

地球温暖化、コロナ、宇宙探査などに直面する中、地球のテクノロジーは、今最も急速な進歩を遂げつつあるようだ。

 

さて、地球人が地球や他の惑星を理解する上で、重要な研究対象が金星だ。

 

地球人は30年代に金星へ数機の探査機を送る予定だよ。

 

金星

金星は地球と同じくらいの大きさの惑星で、地球のすぐ内側を公転している。

 

地球と同じく大気があるんだけど、その主成分は二酸化炭素で、上空は濃硫酸と硫黄の雲に覆われているんだ。

 

それで、分厚い雲が太陽光を遮って地表は薄暗いんだね。また、途中で蒸発してしまうけど、硫酸の雨も降るんだよ。

 

二酸化炭素の大気のせいで、金星は灼熱だ。地表の温度は約460度あって、太陽に最も近い水星よりも熱いんだよ。

 

Venus - May 13 2018

 

火山活動

金星では火山活動が盛んだと言われてきたよ。

 

その観測は30年代に打ち上げ予定の探査機のミッションなんだけど、90年代の探査機マゼランのデータから、火山活動の実態が一部明らかになってる。

 

それによれば、金星の巨大火山の火口が8カ月間の内に変化していたようだ。金星が地質学的に生きている証拠だね。

 

金星の火山は活動中、探査中に火口が拡大、30年前の画像から発見 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

 

原始の金星には、地球と同じく海があったと考えられている。

 

でも、灼熱の環境のために海は蒸発して現在では残っていないんだ。

 

最近のコンピューター・モデリング技術では、金星には約30億年前まで浅い海があったと考えられているらしい。

 

ちなみに、君たちの太陽系の年齢は約46億年だよ。

 

金星、生命の存在可能な惑星だった? 30億年前に「海」も(1/2) - CNN.co.jp

 

地球人の考えでは金星は生命の可能性の候補地ではないみたいだね。海はないし大気は有毒なんだもんね。

 

でも、そう結論付けるのは早計かもしれないよ。

 

宇宙では本当に多様な環境が見られて、酸素による呼吸やタンパク質の体が生物の常識なのかどうかも不明なわけだからね。

 

探査機

30年代に打ち上げ予定の探査機のミッションは、金星の海が実際にどの時期まで存在していたのかの解明や、火山活動の観測だよ。

 

それは、恒星のすぐ近くを公転する岩石惑星が居住可能かどうか知る手がかりになると地球人は考えているみたいだね。

 

金星を研究することで、宇宙全体のモデル理論を得る可能性があるんだね。

 

金星探査計画が続々、今なぜ灼熱の惑星に挑むのか? | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト

 

今回はここまでにしよう。

 

History for a Break

このブログでは、アンドロメダからやって来た宇宙人のliynが、歴史、文学、世界、宇宙などをテーマに調査を行っているよ。

 

簡単な記事を投稿をしていくから、たくさん読んでほしいな。

 

Reference

渡部潤一, 監修『徹底図解 宇宙のしくみ』(新星出版社)

沼沢茂美『宇宙の事典』(ナツメ社)